ホンダ アコード インスパイア

好きなことを書いて行こうと思います。 まずは、備忘録も兼ねて、僕の車履歴などを。

 

ホンダ アコード インスパイア

【初めての車購入、2ドアはイヤ!!】

 

初めて自分で所有したのは26歳のときで、車種はホンダのアコード・インスパイアでした。当然中古です。

僕は父親が2ドアの車に乗っていたこともあって、荷物を置いたり後部座席に乗り込む際の不便さが子ども心にとても嫌でした。

なので、当時若者に人気のある車はスポーツカータイプの2ドアが多かったのですが、高校生の時から免許を取ったら4ドアの車がいいなぁと決めていました。

結局、高校生のあこがれは車を持つということイコールとてもお金がかかるという現実に阻まれ社会人になるまでお預けとなったのですが・・・。

 

 

 

【もしかして、ボられちゃった?!】

 

そして、本気で車を買おうと思ったときに4ドアで一番かっこいいと思っていたインスパイアが、中古でたくさん出回っていたのは嬉しいことでした。

新車価格ではとても手が届かなかった車は、コミコミ70万円か80万円だったような気がします。今、冷静に思い返してみるとたぶん高かったのでしょうね。

それでも当時の僕は会社の後輩に、「そりゃ高いですよ。車屋さんにやられましたね。」などと冷やかされても、あこがれの黒いインスパイアを持てたよろこびで聞き流していたのでした。

 

 

【とっても良い車!!】

 

こんな価格で手に入れたこの車ですが、乗ってみるととてもいい車でした。

ちょっと紹介すると、ハンドルやシフトノブは本革巻きで、運転席側はパワーシート、窓枠の周りやバンパー周りには下品にならない程度の銀モール、

パワーウィンドやオートドアミラーはもちろんのこと、カックンカックンするけどオートクルーズコントロールなんてものまで付いていました。

このオートクルーズは高速で、緩やかな上り勾配でもエンジンがウンウン唸って、設定した車速に戻ろうとし、戻ったら回転数をすぐに落とすもんだから、

違和感ありありのせわしない乗り心地でしたが。

 

あっ、そう言えばABSも付いていて、夜のバイパス道路でウィンカーを点けずに進路変更してきた乗用車が寄ってきたとき、急ブレーキをかけたらABSが効いて接触せずに済んだなんてことも有りました。

 

あれは恐かったです、幸い2台とも無事でしたが、寄ってきた乗用車に乗っていた方は止まった時に頭をハンドルに乗せたまま、顔を上げられませんでした。

よほど、ホッとしたのでしょうね。僕も似たようなものでしたから、お互い声をかけることもなく走り去りましたが・・・。

 

でも、ABSが効くときのブレーキペダルを通して伝わる感触は面白く、クルッ ピタ クルッ とブレーキを踏んでいるのにタイヤが回るものだったので、止まらないんじゃないかとヒヤヒヤしたものでした。

今の車では自動ブレーキの発達で危険回避ももっと早めに予測できるのかもしれませんね。

ABSももっと洗練されたタッチになっているのでしょうが、二度とABSを作動するハメにはなりたくないと思います。

 

それと当時でも車高は低く、エスティマやオデッセイなど車高の高いミニバンが流行り始めていたため、見通しが悪かった思い出があります。

車高が低いとゴーカート感覚になるんですね、スピード感は強く感じました。友人が乗っていたフェアレディ240Z程ではなかったですが。

 

ちなみに、このフェアレディZはカリフォルニアから逆輸入した友人自慢のZで、オレンジというPOPなカラーの車で運転席に座ると目の前がメーターになり視界は最悪、

ハンドルはとても重くて、右左折するときはパワースライドさせてテールから曲がって行かないといけないという恐ろしいものでした。

 

インスパイアに戻ると、ホンダらしくパワーステリングはとても軽く、運転しやすい車でした。ただハンドルの高さのセッティングが難しく、ちょうど良い高さにするとメーター類が見づらくなってしまうんです。

現在のホンダでも変わらないのは、僕の座高が高く足が短いせいなのでしょうか。

 

内装は落ち着いた茶系でシート生地もベロアに似た触り心地の良いものだった気がします。

オーディオはカセットデッキにAM・FMラジオでカセットはテープがよく絡んで何本もお気に入りをダメにしました。

 

 

【これだけ走れば充分ですね】

 

ただ、それ以外は故障も少なく何かのセンサーを一度交換したくらいで、最後シャフトブーツが裂けてグリスが飛び散り足回りがダメになり車にするまで、10数万kmを走ってくれました。

 

 

【こんな車が今あれば・・・】

 

いまだに、セダンで一番デザインが美しくてカッコいいと思う車です。

 

なぜか白やシルバーは考えられず、僕の中で色は黒色一択です。

 

外観がそのままで、エンジンや装備が現在のテクノロジーなら、今でも購入したいくらいデザインがお気に入りの車です。

 

以上が、パッと思い出せるインスパイアの印象です。

 

 

最後まで僕の個人的な備忘録にお付き合いいただいて、ありがとうございました。