お久ぶりです。またまた間が開いてしまったこのブログ、忘れていたわけではないのですが、気が付けばこの有り様。
不定期にしても度が過ぎると思われた方、おっしゃる通りです。申し開きのしようもございません。
が、なにしろ不精なこの性格、つける薬も無く、我ながらお手上げ状態でいかんともしがたく・・・。
言い訳です。ごめんなさい。
でももし、お願いできるのであれば、「しょうがねぇなぁ、お前のちんたらしたペースに付き合ってやるよ」というなま暖かい目で、これからも見守っていただけると幸いです。
ということで、不定期の予防線を張りまくった後ですが、レガシィツーリングワゴン BP5 2.0Rが納車されてからの続きをお伝えしたいと思います。
【やっぱりレガシィは白が良い!!】
納車は、天気の良いある夏の日のお昼頃でした。スバルのディーラーの方が駐車場の端っこに止めてくれた実物を見て、
「やっぱり白にしてよかったなぁ!!」としみじみ思ったのを覚えています。
当時、スバルがこのBP型レガシィをプロモーションする際にメインに打ち出していた色はシルバーでした。CMでも車雑誌でも、広告に掲載される色はシルバーだらけ。
正直、このスパルタンなカラーにも魅かれるものが有りましたが、時とともにシルバー系の色は地味さが目立つような気がして(シルバーを選んだ方や好きな方、ごめんなさい!)、
家族にも好評だった白に決めました。
【レガシィツーリングワゴン BP5 2.0Rの乗り心地は?】
まずはタイヤですが、215/45R17という今まで乗ったどの車より太く低扁平のサイズで、純正で付いていたのはブリヂストン製RE050という名前でした。
これは硬めの乗り心地ではありましたが、グリップして安定感抜群でした!!
特に一皮剥けてからは街中も高速道路も、直進であれ、カーブであれ、全てのシチュエーションで不満が無く、純正タイヤってよく車の特性を考えて設定してるんだなぁというのが、よくわかりました。
走っていて気持ちの良いタイヤを初めて体験した衝撃は今でも覚えています。
タイヤの恩恵だけではなく、真っ直ぐ走りやすく、低速でも高速でも曲がりやすい車でした。これは次の車に乗り換えてはじめて気づくのですが、レガシィがいかに低重心でそれがとんでもなく走行安定性に寄与していて、とてつもなく安心感をもたらしていたのかということを・・・!!
サスペンションに関しては、段差ではちょっとショックがあるし、高速道路の継ぎ目もまともに拾う感じで、ストロークが足らず、底突きすることもしばしばでした。
但し、全体的に決して乗り心地が悪いわけではなく、トルクに関して言えば、特に街中では近所の勾配のきつい登坂も、以前のTS-typeRよりもはるかに楽に登ってくれます。
対向車とすれ違う際に一時停車して、坂の途中から走り出す際も、微低速ですれ違いながら登り続けて、通常速度に上げる場合もTS-TypeRで感じた不安はなく、
トルク自体に一つ二つ余裕を感じることが出来ます。
【あと一歩進むためのトルクが欲しい!】
全てにおいて、素晴らしい進化を遂げたレガシィツーリングワゴン BP5 2.0Rですが、ネガティブな面も当然ありました。
例えば、納車されてから、一週間ほどで箱根に旅行に行ったのですが、山道のワインディングロードを通った際に、なぜか後ろの車にあおられ気味にぴったりと着けられるハメに。
車間を空けようとスピードを上げてみたところ、見事にテールが滑りました。(スピンするほどではありませんでしたが!!)
タイヤの皮むきすら終わっていない時でしたので、グリップがタイヤ本来の性能ではなかったとは思いますが・・・。
後席に載っていた家族は右に左にと上半身ごと振り回されていました。それをバックミラーで見てしまった僕はすぐに通常運転に戻しました。(確か、悲鳴も聞こえたような・・・)
その時に感じたのは、タイヤのグリップ力の弱さでは無くて、今一歩の低中速でのトルクの細さでした。
確かに2世代前のTS-typeRよりは格段の進歩で力強くなっています。
・・・が、登りのタイトなカーブで自分の思った通りの速度にしようと思うと、アクセルをかなり踏み込まないといけなくて、踏み込んでもトルクが足りずに、
その速度にたどり着くまでに次のカーブが来てしまうんですね。
決して無茶なスピードで、タイヤが悲鳴を上げるような運転ではないのにもかかわらず、ぐっと前に進まない!!
やはり、ターボがないとここ一番のダッシュは心許ないようでした。
でももし、ターボがついていたら、新品タイヤではパワーを受け止められなくて、すっ飛んでいたかもしれませんが・・・!!
【やっぱり、レガシィに横風は天敵なんです】
また、高速では相変わらず横風に弱く、強風の際にはまっすぐ走れないこともよく有りました。TS-typeRの時も思いましたが、車重がある程度無いと厳しいのかなと・・・。
スバル全体に言えることですが、AWD(4輪駆動)にも拘らず車重が軽いです。レガシィツーリングワゴン BP5 2.0Rで言えば、車両重量1,380kgでしかありません。
ただのFFですら衝突安全装備などの影響で1,500kg前後は当たり前の時代に4輪駆動関連のパーツを組み込んで1,400kgすらいかないのはレガシィだけです。
通常は燃費に関しても、ブレーキの制動距離や対人対物衝撃吸収に関しても良いことだらけの車重の軽さですが、こと横風に関してはある程度重さがあった方が有利に働きます
たとえば昔、知人のベンツSL500を運転させてもらった際に同じ湾岸道路を走ったことがあるのですが、レガシィほど横風でハンドルを取られるようなことはありませんでした。
アクセルは重く、出だしももっさりした車でしたが、地面に張り付いたように走る感覚はさすがだと思いました。
欧州車だからなのか、高級車だからなのかは分からないのですが、このベンツSL500のドッシリ感はとても心地の良いものだったのを覚えています。
今回はここまでにして、次回もさらにレガシィツーリングワゴン BP5 2.0Rのインプレッションを続けたいと思います。
ここまで、僕の備忘録にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。